船位の測定
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【A】見通し線(重視線、トランジット)
2つの物標が一直線上に重なって見える線を重視線と呼び、船はこの線上に位置することになるので、船位の測定、狭水道の通過などに利用できます。
a
暗礁の多い狭水路、また入港針路の
船首目標
として利用する。
b
変針目標
として利用する。
c
船位の測定
に利用する。
【B】船位決定法
[1]同時観測による船位決定法
●
クロス方位法(交差方位法)
ほぼ同―時刻に
2つ以上の物標の方位を測定
し、その方位線の交点から船位を求める方法で、風や海潮流の影響が最も少なく、短時間で正確な船位を測定できるため、よく利用されます。
【測定上の注意】
a
2物標の場合は交角90°、3物標の場合は60°方向の物標を利用すれば誤差が少なくなります。
b
遠方の物標よりも近い物標を使用した方が正確な方位線を得ることができます。
c
方位変化の少ない船首尾方向の物標を最初に測定します。
d
物標は位置が正確で顕著な目標を選びます。
例:灯台、山頂、岬など(移動目標、浮標などは避ける)。
■シャドウピン:
物標の方位を測定する時に使用します。
[2]隔時観測による船位決定法
a
船首倍角法
(1物標を利用)
針路・速力を―定に保って航走しているとき、ある物標の船首角を測定し、その時刻を記録します。次にそのまま針路・速力を―定に保ちながら船首角が倍になるまで航走し、その時刻を記録します。一定速力で航走しているので倍角になるまでの時間がわかれば、この間の航走距離が計算できる。船首角が倍角になったときの、その物標からの方位線を引き、航走距離をとると、船位が決定できます。
b
4点方位法
(1物標を利用)
船首倍角法の一つで、最初の船首角を
45°
に測定した後、次にその倍角まで航走し、船首倍角法と同様の方法で船位を求めます。
【C】船位決定方法の比較
方法
必要物標数
時間
精度
特色と利点
必要機器
クロス方位法
2物標以上
短時間
高い
●停泊中でも求められる。
●海流や風の影響を受けない。
磁気コンパス
船首倍角法
4点方位法
1
一定時間航行
クロス方位法より悪い
●針路速力を一定に保つ。
●海流や風の影響を受ける。
磁気コンパス
圧力ログ・時計
★船位を測定したときは、必ず海図に測定時刻を記入する。それは、航走中2地点間の距離を測定することにより船の正確な速力を知ることなどに利用できるためである。
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